真夜中ではありませんが、真夜中のつれづれ記です。
日々の生活のなかで、色んな心の動きがあるのです。
最近、或る店、仮に文房具店ということにしておきましょうか。その店主の奥さんの対応が余所余所しいのです。
私と距離をとろうとしているのかな、と思ってしまいます。
と、すれば、原因は何なのだろう。
前の仕事の得意先でもある文房具店。前の職場を不義理な辞め方をしている私。ひょっとしたら、他の社員から、私の情報が、あることもないことも伝わっているのではないだろうか、等と考えるのです。
そこまで考えると、前の会社の社員は或いは社長は、私に関してない事までも噂として吹聴しているんじゃないだろうか、と考える訳です。
ここで、「奥さん、何か、僕に関して誰かが何か言いましたか?」と、聞いてしまうと問題が早く解決するのですが、文学の材料にするなら、この状態を悩み続けるのです。
快活に、意見交換をする場合でも、「奥さん、何か、僕に関して誰かが何か言いましたか」と聞いて答えを得たとしても、さらに、自己の内面に戻ったときに、解決されぬ問題を含んでいます。そういう、とりとめもない日常の心の動きを表現するのが文学なのかもしれません。
心の葛藤、本人にとっては大変な悩み、しかし、簡単に解決できるだろう悩みを、心のなかで膨らまして悩む。その詳細な心の動きを記すのが、文学の一つの形と言えるのかもしれません。
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