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温泉へ

 先日、父の23回忌を迎えました。

 そんなに歳月が経ったとは、とても思えませんでした。

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 法事の後、山奥の温泉に行ってきました。

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 子の代が親になり、そして、独身のままの僕も居て……。

 50歳という年齢で亡くなった父の無念が分かる年齢になりました。

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 丸二十二年経つと、同じ日付で同じ曜日に戻るのですね。

 TVでとりあげられる天才少年も、この循環の法則を知っているのだと思います。

 佐伯一麦さんの『ノルゲ』にも、同じ内容の考察が語られています。

 では、また、お会いしましょう。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

近況……
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