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先日の一コマ

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 先日、いつもとは違う腕時計をして、知人に出会うと、

「おい、山雨。えらい儲けよるみたいやのう。ええ身なりして」

 と言われた。

 やっぱり、安物でもパシッと決めてると人にはそういう風に見えるんだなぁ、と思った。

 あいもののブレザー(白)を着て、靴は、量販店で買った合成皮革の茶色の靴。

 ズボンはコールテンだけど、色が深い茶色。

 しまむらで買ったワイシャツを着て、家出して派遣労働時代に仲良くなったTさんから、「僕、これ、身体のサイズに合わないからあげるよ」ともらったアルマーニのセーターを着て、スーパーマーケットで買った、定価は一万四千円だけど買値は四千円だった時計をしていた。

 全然、羽振りなんかよくないですけど…。

 小説家として、印税で稼いで悠々自適のように錯覚された。

 嬉しいような。そりゃ、それでも嬉しいですわ。

 やっぱり、サンマさんの言う理屈が一理あるなぁ。。。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

ラフに語る、つれづれ記
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