ロバート・オーンスタイン氏+リチャード・F・トムソン氏著、水谷弘さん訳の『脳ってすごい!』を読みました。
例によって、感想は追記で書きますので、しばらくお待ちください。
追記・感想
1993年、第一刷発行となっているから、大分時代が古いのです。
他の本によると、1990年代の十年間が、脳科学にとってめざましい進歩があったと書かれていましたので。
脳の構造、ニューロンの働き、シナプスの働き、など細かく書かれています。
脳は、進化につれて、増築を重ねていった家のような構造をしているそうです。
色というのは、認識しているだけで色の区別の存在は実はない。
海馬が一時記憶を司っている。
左右の脳が補い合う。
テンカンの治療の為、脳梁を切断した患者では、右手で図形の模写が正確にできない等、私にとっては新しく知る事実も多かったです。
面白いのは、文字言語認識のときは左脳が働くのに、同じ文字を読むのでも、童話などを読むと右脳も同時に活性化しているという事。
そうか、文学などは右脳にも訴えかけるものを書かなきゃなぁ、と思いました。
心臓病・脳梗塞などの原因が、食事、運動、コレステロール、喫煙、と考えられがちだが、一番の原因はストレスにあるということ。脳が身体の状態を変えてしまって、免疫反応が弱るから。(間違ってたらご容赦を。正確には本編をご確認ください)
男性の脳は、それぞれの機能(例えば、見る、読む、書く、地図を認識する。自転車に乗る実際的な技術など)が、左右の脳に局在化しているのに対し、女性の脳では、両方の脳に点在していることが分かっています。
最終章で描かれる巨大な脳の建築物は圧巻です。
これだけの凄い装置が、人それぞれに備わっているのかと思うと、身体を大事にすべきだなぁ、と思いました。
コメント
>thisisajinさん
ナイスを有り難うございます。(^。^)