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『脳ってすごい!』読了(追記あり)

 ロバート・オーンスタイン氏+リチャード・F・トムソン氏著、水谷弘さん訳の『脳ってすごい!』を読みました。


脳ってすごい!―絵で見る脳の科学

脳ってすごい!―絵で見る脳の科学

  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 1993/06/01
  • メディア: 単行本

 例によって、感想は追記で書きますので、しばらくお待ちください。

 

   追記・感想

 1993年、第一刷発行となっているから、大分時代が古いのです。
 他の本によると、1990年代の十年間が、脳科学にとってめざましい進歩があったと書かれていましたので。

 脳の構造、ニューロンの働き、シナプスの働き、など細かく書かれています。

 脳は、進化につれて、増築を重ねていった家のような構造をしているそうです。
 色というのは、認識しているだけで色の区別の存在は実はない。
 海馬が一時記憶を司っている。

 左右の脳が補い合う。
 テンカンの治療の為、脳梁を切断した患者では、右手で図形の模写が正確にできない等、私にとっては新しく知る事実も多かったです。

 面白いのは、文字言語認識のときは左脳が働くのに、同じ文字を読むのでも、童話などを読むと右脳も同時に活性化しているという事。
 そうか、文学などは右脳にも訴えかけるものを書かなきゃなぁ、と思いました。

 心臓病・脳梗塞などの原因が、食事、運動、コレステロール、喫煙、と考えられがちだが、一番の原因はストレスにあるということ。脳が身体の状態を変えてしまって、免疫反応が弱るから。(間違ってたらご容赦を。正確には本編をご確認ください)

 男性の脳は、それぞれの機能(例えば、見る、読む、書く、地図を認識する。自転車に乗る実際的な技術など)が、左右の脳に局在化しているのに対し、女性の脳では、両方の脳に点在していることが分かっています。

 最終章で描かれる巨大な脳の建築物は圧巻です。
 これだけの凄い装置が、人それぞれに備わっているのかと思うと、身体を大事にすべきだなぁ、と思いました。

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コメント

  1. 山雨 乃兎 より:

    >thisisajinさん
    ナイスを有り難うございます。(^。^)

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