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異常気象

 梅雨なのに、あまり降らないのです。

 夜中にしとしと降る程度で、終日雨というのはありませんでした。

 今日から学生の夏休みが始まっている訳ですが、蝉が鳴かないのです。

 まだ、夏本番でないということも言えるのですが。

 このままでは199X年のときの夏のように蝉が鳴かない夏になってしまうのではないかと思ったのです。

 蝉というのは、(多分に僕の不十分な知識を基にお話ししますので、推測も交ざってはいるのですが)幼虫が最後に土をかき分けて地上に出てきて、さなぎになって成虫になるのだと思います。

 その時期に、梅雨の最終地点の強い雨があるのです。

 雨に降られて土が柔らかくなって、その土を押して蝉は地表に出、木に登って成虫へと変化するのだと思います。

 ところが、今年のように、降雨量が不完全だと土は硬いままです。

 わずか一センチ角の石ころでも完全に乾燥していては幼虫も押しのけられないのだと思います。

 それで、私、蝉を憐れに思って、今日、自宅の西の端から山の斜面に向けて水道水を散布してきました。約十分間です。

 たとえ七、八匹でも成虫になってくれたら、と思います。

 西日本の皆さん、今のタイミングで山肌に水を撒いてやりましょう。少しでも蝉が救われます。

 ホントに今年は、梅雨らしからぬ梅雨でした。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

ラフに語る、つれづれ記
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コメント

  1. sakamono より:

    なるほど。雨でやわらかくなった土のおかげで、セミが地上に出て
    来易くなる、というのは、そうかもしれませんね。
    私も調べたワケではないですが^^;。

  2. 山雨 乃兎 より:

    >sakamonoさん
    推測ながら、そう考えてしまいました。
    今日深夜、日付かわって20日ですが、珍しく雨が降っています。
    これで、晴れた日に蝉が出てきたら本格的な夏ですね。
    長くお寄りしてなくて済みません。
    では、また。(^。^)

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