岡部敬史(おかべ たかし)さんの、『ブログ進化論ーーーなぜ人は日記を晒すのか』を読みました。
例によって、感想は追記をお待ちください。
追記・感想
2006年の版ですから、ツイッターについては書かれていません。
インターネットの黎明期というのは、メールとパソコン通信(これについては私は詳しくない
のですが)とホームページが主体だったようで、ホームページ制作などは簡単ではなく、一部の
HTML言語に詳しい人だけがホームページを持って、詳しい人同士がやりとりしていた。だか
ら、ネット上の意見などには偏りがあったそうです。掲示板などもありましたが、匿名性で発言
に責任を持たない場合が殆どだったようです。
それが、ブログというツールが開発されてからは、誰でも容易にサイトを開設することが出来
るようになりました。匿名性という部分は運営者によってどの程度プロフィールを開示するかも
違ってきますが、少なくとも完全な匿名ではなくなった。その点が掲示板とは大きな違いと言え
ます。
また、コメントも管理できるようになりました。
ブログの特性として検索エンジンにかかり易いというのも大きな利点です。
トラックバックの利便性についても書かれていました。相手の記事に対してのリンクを張って
おくというのが、望ましいトラックバックの形ですが、基本的に相手の記事へトラックバックを
張るということだけも出来ます。
コメントにしろトラックバックにしろ、他者とコミュニケーションできるという事が、ブログ
を続ける張り合いになるようです。
それに、リンクにしろトラックバックにしろ他の記事から自分の記事へ誘導できると読者数も
伸びますね。
タイトルにもありますが、何故、日記を晒すのか。直接の答えではありませんが、日記形式だ
と何を書いてよいか困るということがないのが、ブログを続かせる大きな要因になっているよう
です。
自分の好きなブログを探す、という方法についても書かれていました。
その方法とは、自分が好きなブログに行き着いたときに、そのブログの相互リンク先やソネッ
トで言えば「読んでるブログ」に行ってみることだそうです。自分が好きになったという事は、
そのブログの運営者というのは自分と感性が似ているという事なので、自分と感性が似ている人
が好きなブログやホームページは、自分にとっても面白い、という事だそうです。
それから、有名人のブログに訪問しても必ずしも楽しい訳ではない、という事。コメントを受
けつけない設定にしていたり、お忙しいのでコメント返信ができない人があります。そんな中で、
古田敦也さんと真鍋かをりさんのブログが何故、人気ブログになったのかについても書かれてい
ます。
ブログを開設するというのは、ネット上に自分の家を建てるようなものと仰有います。
自分で調べ物をしたり、匿名性の掲示板やチャットにしか交流していけなかったのが、ブログ
を開設することで、自分のスペースを持つことができる。
また、ブログをやっていると、日々の暮らしの中でも、意識して物事を見るようになる、と。
ブログに挙げてみようかと思いながら見る訳ですね。
そういう意味で、生活に張りが出てくる、とも仰有っていました。
まだブログを始めていない人も、この本を読みながら、プロバイダの説明に沿って開設すると
楽だと思います。
一応のブログに関してのポイントを全部押さえてあります。
その他、炎上に関して、アフィリエイトを成功させる秘訣、開設料金が無料な訳、などについ
ても言及されています。
ああ、僕の場合は、こんな風にやってるからアフィリエイト収入が少ないのだなぁ、という事
も分かりました。
殆ど、感想ではなく本の紹介になってしまいました。
それでは、また。
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コメント
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