だんだん観る気がしなくなってきた『てっぱん』

 NHKの朝の連続ドラマのことです。 

 村上あかりが、前に邂逅していた大阪の知り合いの会社へ就職しようとする。

 そこで、世話された下宿が、つい最近事実を知った実の祖母の経営する下宿なのだが、そこでも、あかりは反撥しない。

 これね~。完全に人物造形がバツですよ。

 お互いにわだかまりを持っているあかりが、とりあえず住むところも必要、という理由だけで、どうして、齟齬が生じていた実の祖母のところへころがりこむのか。

 一時的な意地でも反撥でも見せてほしいですよね。

 それとも、これが、現代の若者の性格なのか。

 大阪で働くところといっても、欲を言わなければ、新聞配達店でも、パチンコ屋でも、派遣の工場の仕事でもある筈ですが、あかりは、そういう苦労をまったくしようとはしない。

 気骨のない若者の姿などは見たくありません。

 もう、この連ドラ観るのはやめようと思います。

 脚本家が世間知らずなのでしょうか。

 もっとおかしな点を挙げるとすれば、アカリは、大阪に就職が決まって出ていって、その後、出社の日に、会社が潰れていたことを知る訳ですが、一体、大阪に出ていってから入社式の日まで、どこに寝泊まりしていたのでしょうか。そんな、入社式の日に既に潰れている会社が、寮を準備できているとも考えられません。

 パチンコ屋でも警備員でも、蕎麦屋のおか持ちでも、いくらでも住み込みの仕事はあるのです。それを、一旦うどん屋さんに断られたぐらいで、安易な道につく。

 大阪で、ひと晩くらい、野宿で夜明かししてもいいくらいだと思います。

 このドラマ、おかしいよ~。

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