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酒がないときの……

【決して、真似しないでください!】 

 酒がない。

 金もない。

 そのときも、今と同じで神経の具合がわるくて資金が調達できなかった。

 神経の具合はわるいが、内臓は至って健康だったわけである。

 仕事をしていたときを挟んで、十数年前のことだったと思う。

 どうしても飲みたかった。

 しかし、金もないので、

そうだ、美空ひばりさんが、みりんを飲んでいた、と自伝の放送で言っていたな、と思いだし、

さっそく、みりんを試す。

 飲めたものじゃない。

 苦い、エグい。

 美空さんを真似て、牛乳で割ってみたけど、それでも飲めたものじゃなかった。

 ううん、他に、代用になるものはないのか、と考えると、

あった。

 薬用(消毒用)アルコールである。

 しかし、これは、メチルなのかエチルなのか。

 メチルなら死んでしまう。

 そう思って、成分を確かめると、エチルだったので、いけると思った。

 しかし、注意書きには、飲まないでください、と書いてある。

 しかし、エタノールなら、問題はないはず。

 成分表を見ると、90何パーセントと書いてある。

 ううん、

 これじゃあ、いくら何でも、酒につよい僕でも、急性肝炎になってしまうか、と思い、

水で割った。

 何とも旨くない。

 まるで、味がしない。

 そこで、レモンを足して、砂糖を加えた。

 これが、いけるいける。

 

 でもね、皆さん、メタノールの消毒液もありますので、成分表を見て、しかも自己責任で飲んでくださいよ。(エタノールであっても、薄めないと危険ですから)

【決して、真似しないでください】


 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

ラフに語る、つれづれ記
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