PR

おおかた、人を轢きそうになった。

 一方通行の出口で、左に出て本線と合流しようとしていて、右見て、左見て、さらに右見て、そこでアクセルを踏みかけたら、目の前に老人の自転車がいました。

 右見て、左見て、最後に右見て発進するというのは、一番最後に左側を確認する必要が少ないからでしょう。

 左側からは、速度の遅い歩行者しか来ていない、という前提に立っています。(外国なら逆ですが)

 その自転車、右側通行、しかも、歩道を走っている。

 相手との距離、五センチ、で、かろうじて発進せずに留まりました。

 老人なんですよ。男の。

 希死念慮でもあるのでしょうか。或いは、保険金がほしいのでしょうか。

 車に当たりにくることはやめてください。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

近況……
山雨 乃兎をフォローする
PVアクセスランキング にほんブログ村 新(朝日を忘れた小説家)山雨乃兎のブログ - にほんブログ村