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おおかた、人を轢きそうになった。

 一方通行の出口で、左に出て本線と合流しようとしていて、右見て、左見て、さらに右見て、そこでアクセルを踏みかけたら、目の前に老人の自転車がいました。

 右見て、左見て、最後に右見て発進するというのは、一番最後に左側を確認する必要が少ないからでしょう。

 左側からは、速度の遅い歩行者しか来ていない、という前提に立っています。(外国なら逆ですが)

 その自転車、右側通行、しかも、歩道を走っている。

 相手との距離、五センチ、で、かろうじて発進せずに留まりました。

 老人なんですよ。男の。

 希死念慮でもあるのでしょうか。或いは、保険金がほしいのでしょうか。

 車に当たりにくることはやめてください。

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