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夜抜け。。。

 前からしてみたかったのである。

 そして今までにも経験はある。

 夜中に家を抜け出すことである。

 そもそも、日中の発散がすくないから、こんな欲求を持つのだ。

 晩酌はだいたい夕方5時ごろから始まって、八時には終わるので、その後、うたた寝をして風呂に入って、本来なら、そこから原稿を書くのだが、深夜に動いてみたかったのである。

 飲酒の終了から、きっちり5時間以上の経過を確認し、おもむろに服に着替え、自室から玄関を通らずにそのまま外へ抜け出た。

 音で家族に迷惑がかかるのはマズイので、普段から用意している底が平たい靴を履いたのだが、木の屑や木の葉を踏む音がみしみしと出てしまう。

 ああ、イカン。やっぱり体重が増えたから、こういうことになるのだ。

 ほんの二〇分の外出ドライブだった。

 二十四時間開いているスーパーに行ったが、売っているものはいつもと同じなのだし、特に刺激はなかった。

 それに、今日はメチャ明るい。

 思いだしたが、今日は満月だった。

 なんか白けた。

 250ミリリットルの缶ビールと、必要だったので単四の電池を買った。

 まったく面白くなかった。嫌な気分にはならなかったが。

 どっか公園ででも、ナイトショットを使って夜景でも撮ろうかと思ったが、やっぱりやめた。

 職務質問をされて、「カメラで何を撮るつもりだったんだ?」と詮索されてもかなわんし。

 道はがら空き。一台も車が走ってない。

 スーパーには、いつもより買い物客が居た。

 当然、金曜日だからだろう。(店員以外、まったく誰も居ない店、に行くのが愉しみの一つなのだが)

 何も得るものはなかった。気晴らしにはなったけど。

 月が明るくてなんだか白けた。

 やっぱり夜は原稿を書こう。

 それが一番いい。

 どうやら家族もブログを見ているようなので、「何という、ふしだらな」と思われてもかなわんので解説しておくが、「夜抜け」は、2か月に一度くらいしかない。

 それでは、また。

コメント

  1. (朝日を忘れた小説家)山雨乃兎[やまめ のうさぎ]のブログーーー総合目録

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  2. 山雨 乃兎 より:

    >sakamonoさん
    ナイスを有り難うございます。(^。^)

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