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相談相手がいない。

 男50歳にもなると、

人生のほとんどの経験を了えているのです。

 若い頃は、何でも、あの人に聞けば、正しい解決法を教えてくれる、と思える、兄のような存在が身近にいましたが、

もう、この年になると、60の人に聞いても、70の人に聞いても、自分が出す結論以上の結論にはならない。

 不倫が、どういけないのか、どう大変な目に遭うのか、も経験済み。

 借金でパンクしたあと、家族に頼るしかなくなる、ということも経験済み。

 どんな顔の女が、意地が悪いのかも、もう、顔をみればわかります。

 商品が、どうやれば売れるのか、も、知っています。

 今まで、頼みの綱にしてきた兄のような存在にも、もう、聞くことがない。

 聞いても、自分で出した結論と同じ答えを返されるだけです。

 内心、反面、だれかに依存したい、と思うときもありますが、

自分も、すでに年輪ができている。

 それでも、未知の問題というのはあります。

 しかも、そういう問題は、だれに相談しても答えを持っていません。

 だから、神様に、手紙を書くのです。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

ラフに語る、つれづれ記
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コメント

  1. 山雨 乃兎 より:

    >makimakiさん
    >ビター・スイートさん
    ナイスを有り難うございます。(^。^)

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