ゲストの方から、警察に職務質問されたことはないか、そのエピソードを書いてほしい、という要望が来たので、すこし過去のことを。
第一回目の家出のとき、寝るところにも困って(銀行が休みで金を下ろせなかった)、たしか新宿あたりを深夜にうろうろしていたとき、警察官に呼び止められた。
屈強そうな警官である。
制服に、無線機を含む色んな器材をつけている。
その上に、コートを羽織っているのだが、まるで軍人に対峙しているような威圧感を感じた。
「身分証明書を見せて」
それだけを言う。
運転免許を見せると、すぐに本部に免許の番号を無線で連絡して照合。
犯歴のない、ただの旅行者だとわかると、
「行っていいよ」
だけ。
「おまわりさん、一晩泊めてもらえないでしょうか」
と、留置場でもいいから泊まりたい旨を言うが、
「それは、知らん」
と言って、その場をすぐ辞去してしまった。
もう秋にはいりかけていたし、夜だし、空気が冷たかったことを覚えている。
翌朝、骨董品屋に、持っていたトランペットを売って、その金でビジネスホテルに泊まることになるのだが。
職務質問されたエピソードは、他にもある。
次回記事以降で、小出しにしたいと思う。
*次話は、こちら→ 職務質問記事2
コメント
こんにちは。興味津々の記事ですね。さすがです。早く他のエピソードを見てみたいです。期待しています。
>のりおちゃんさん
おいおい挙げますので、お待ちくださいね。(^。^)
こんにちは。そのトランペットはいくらで売れて、いくらの宿に泊まったのですか?2食付?買戻しはされましたか。
>坂田さん
定価21万円のを、一万円で叩き買いされてしまいました。
その金で、6千円のビジネスに素泊まりで熟睡。コンビニで買いこんだおにぎりとかを食べました。
翌朝、求人誌を買って、新聞専売所に面接。即決されて助かりました。
永遠に、買いもどし無理になってしまいましたね。
店主は、高値で売ったのでしょうね。(笑)
こんばんは。新聞専売所ではどのくらい働きましたか?新聞配達ですよね。住み込みなら朝刊配りで朝は早いのでは?給料もいくらでしたか。
>坂田さん
結局、不眠症があるので、二週間しか勤まりませんでした。
その後、期間社員に就きます。
朝刊は、この店は遅かったですよ。二時半折り込みはさみ、3時頃から配達でした。
丸っぽひと月の給料はもらってないですからね。当時の相場通りだったと思います。
>sakamonoさん
ナイスを有り難うございます。(^。^)