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角川いつか著『成功する男はみな、自分の心に嘘がつける』読了(追記あり)

 角川いつかさんの、『成功する男はみな、自分の心に嘘がつける』を読みました。
 例によって感想は、追記をお待ちください。

   追記・感想

 読みやすい文書密度だったんですが、例の老眼の件もあって、読むのに時間がかかりすぎました。
 そのせいで、内容が全網羅的に頭に入ってないですが、読み返しながら感想を語ります。

 角川いつかさんは、成功者と接する機会が多かった。色んな成功者をみていらっしゃる。
 そして、一般の人も嘘をつくが、成功者も嘘をつく。成功者には、一般の人にはつけないタイプの嘘もつける、と。

 成功者は、大風呂敷を広げるんですよね。自分は今のところ出来ないのに、出来る、と言ったり、そこまでの地位にはなってないのに、成っている、と言ったり。
 そして、その嘘を真実にしてしまう。つまり、嘘で言った地位になってしまう、ということ。
 言いっ放しではない。宣言すると同時に、嘘を現実化するための努力もする、と。

 これは、苫米地教授のやられてるコーチングでも、同じことです。
 自分がすでに成功していると思い込む。或いは、高い目標を掲げて、それに追いついていないギャップを埋める努力をするモチベーションを上げる。

 嘘から敷衍する内容のエッセイも鏤められています。
 隙のない男は、モテない。
 何事も完璧。仕事も出来て、自分の身の回りのこと、料理・洗濯・掃除もできる。仕事で困っても周りに相談さえしない。身なりでも、落ち度がまったくない。こういう人は、女性から声をかけられないそうです。「私が助けてあげなくては」と思われないからです。

 成功者は、孤独な闘いに明け暮れ、精神的に厳しい状況にある。
 意中の女性との情事の最中でも、精神的に安堵しない。つまり、常に上のコンフォートゾーンを狙っている、ということですね。

 風俗で安くあげている男は、ひとりよがりのセックスしかできない。【本文見出し引用】
 まったくその通りです。受け身のセックスですね。
 この項で注目したのは、風俗産業は男性をお客としているから、システムが成り立つということです。それは、男性のセックスには限界があるから。女性がお客の場合、人によってはセックスに際限がないので、もてなす方が疲弊してしまいます。

 「デキる女」とつきあえるかどうかで、男のランクが決まる。【本文見出し引用】
 「頭がよくて、仕事バリバリで、イイ女」と付き合っていると、そんな彼女が惚れるなんてよほど凄い男に違いない、と思われる。
 レベルの高い女の関心を引くには、対等に接すること。内心で男尊女卑の考え方を持っていてもよいが、行動は対等にふるまう。
 これも、嘘をつく、ということですね。
 この項でもう一つ語られているのは、ルックスのいい女をチヤホヤして接する男尊女卑の男性も居るが、女性側も、ただルックスで言い寄られて満足すべきではない、ということ。仕事が出来ることを素直に認めてくれる男性と付き合うべきということ。

 頼んでもいない親切を自発的に何度もしてくるような人は、結局誰からも距離を置かれます。
 求められる以上に過剰に世話を焼く人は、世話を焼くことで相手を「支配」しようとしているのではないだろうか。本人は意識していなくても。【本文引用】
 「いい人」だけの人は、「成功者」とは対極にいる。

 劇薬を使わなければ、治らない病もある。【本文引用】
 ホントにそうです。
 経営者は、事業が上手くいかないとき、思い切った改革を行う必要がある。
 大量リストラなどだが、それをやると恨まれる。しかし、やらないとズルズルと業績悪化して会社が倒産してしまう。
 会社が倒産してしまうと、従業員全員を路頭に迷わせることになりますね。
 つまり、誰からも好かれるように周囲の顔色をみる必要はない、ということ。
 リストラされて、経営者を批判する側に回る人間も、会社が盛り返して大成功すると経営者の足許にひれ伏す。(成功は、最大の復讐)

 一般の人に対しても、色んな人・例を出して本来あるべき人間の生き方を考察されています。

 私自身は、ほとんど嘘をつきません。
 ただ、言わないことも嘘をついていることになるなら、嘘をついているでしょう。
 自分のことに関しても、他人のことに関しても、内容によっては言わないことが大事です。

 角川いつかさんは、付き合っている人が凡人とは違う、と思いました。
 非情に成れる。成功を目指して、そのために非情になって成功した人の信条と心情は、このままでいいと思っている凡人とは違うことを思わされます。

コメント

  1. 太郎と花子と酒飲みおじさんやまーめ より:

    失敗する男はみな、現実について嘘をつく

    by 陰茎大好きクラブ名誉会長 スーギー

  2. 太郎と花子と酒飲みおじさんやまーめ より:

    ペニ太郎とマン花子は元気にしてますか?

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