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映画『運命じゃない人』完視聴(追記あり)感想とタイトルの意味

 監督 脚本・内田けんじさん 出演・中村靖日さん 霧島れいかさん 山中聡さん 山下規介さん 坂谷由夏さん他の、映画『運命じゃない人』を観ました。
 例によって感想は、追記をお待ちください。

   追記・感想

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 注目したシーンと感想

【注意 ネタバレを含みます。】

 まず、主人公視点でストーリーが最後まで進行し、その後、それぞれの別の登場人物の視点で最初からストーリーをおさらいする。謎(疑問点)が氷解していく面白さがあった。

 この映画は、2005年公開だが、その当時でもヤクザは運営資金に困っていたことが、本編を観ていてなるほど、と思った。

 現代では、コンプライアンスが叫ばれる状況だが、この当時は、そこまでの風潮でなかったことが本編を観ていて窺い知れる。たとえば、彼女を作るのにナンパするのが当たり前であった等。

 タクシー運転手が、「電話番号ぐらい教えてやれよ」というシーンに感動しました。
 もう一人の主人公の女の子が、主人公の家で札束をみつけてもちさってしまう、というのは、人間、大金を見たらそうなるよな、と思いました。

 主人公の友達、一人で探偵事務所をやっているのは偉いなぁ、と思いました。どんな相手にでも、臆せずに接する度胸にも感心しました。主人公とは対照的に、社交性抜群で女の子にも躊躇なく声をかけられる性格です。

 主人公が婚約していた女性は、ワルです。
 へえ~、ここまでやる女が居るんだな、と思いました。
 悪事は、美貌を活かしてるんですよね。しかも頭が回ります。

 最後は、主人公のマンションに札束を返しに行く例の女性(もう一人の主人公)のシーンが追加されていますが、この女性も主人公も真面目ですね。
 実直な人同士の恋愛かな。
 実直で真面目で不器用だと、何かみていてはがゆいですね。

 タイトルの意味

 『運命じゃない人』
 男性も女性も、自然な成り行きで、運命の人と結婚したいと考えます。
 でも、主人公の友達は言います。「そんなもの待っていては駄目だ。行動することだ」と。
 友達が、失恋して落ちこんでいる主人公のためにナンパした女の子。
 その娘と会った初日から恋愛感情が芽生える。
 女の子は、「結局、誰でもいいんですか」と言いますが、私が見ていて、ホントのところ誰でもいいのが半分、惚れたというのが半分でしょうね。しかも、強烈に惚れたわけではありません。
 でも、結婚すべき相手って、美人であるか強烈に惚れているかよりも、相手の人間性に惚れることが大事だと思います。
 主人公をふった詐欺師女は、絶世の美女ですが、もちろん最後まで主人公は元同棲相手のこの女性が詐欺師だとは気づいていませんが、ふられたんだし選ぶなら今日出会った実直な女性でしょう。
 タイトルの意味は、運命の人じゃないけど、この人と一緒になりたい、という意味ではないでしょうか。

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