堀江貴文さんの、『拝金』を読みました。
例によって、感想は、追記をお待ちください。
追記・感想
フィクションかと思って読んでいたら、堀江氏の世間での軌跡のような内容に移っていったので、自伝かなと一
瞬思ったが、まあ、自伝的小説というところだろうか。
構成に現実とは違う要素を盛り込まれている。
主人公にとって、谷町的人物が出てくる。これは、堀江氏の分身であるアバターの主人公に影響を与える人物で
あるが、現実の堀江氏には、こういった人物は居なかっただろうと思われる。
伝書鳩のゲームを実際の現実で開発したのではないだろうが、堀江氏が、どうやってのし上がってきたのかがリ
アルに描かれている。
破格のお金持ちになるには、最初の起業のあと、投資で金を増やさなくてはならない、ということがよくわかっ
た。
本編中には、経済の仕組みを登場人物が語るところも多い。堀江氏でなければ書けない文章だと思う。
本編は、説明が少なく描写が多い。しかも先を読み進めさせる謎を必ず用意しながら進む。
読ませる小説だ。
実用本よりも先に、この小説を出している。
堀江氏の天才ぶりが顕れている。