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喜多川秦『運転者』読了(追記あり)

 喜多川秦さんの、『運転者』を読みました。
運転者 未来を変える過去からの使者

運転者 未来を変える過去からの使者

  • 作者: 喜多川泰
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2019/04/02
  • メディア: Kindle版
 例によって、感想は追記をお待ちください。
   追記・感想
 運を転ずる人。つまり運を転ずるお手伝いをする人、という意味で作中で主人公が呼んだ名が「運転者」ということ。
 業績不振の保険外交員が、タクシーに乗るところから物語りは始まる。
 運の原理は、ポイントカードと同じだと運転手は言う。
 上機嫌で誰よりも頑張っていれば、後にポイントが返ってくる、と。それから他人に対してもいいことを釣り合わないくらいしていると、それも運として返ってくる、と。
 運転手が、運が好転するところに無料で行ってくれるのは、実は、実父がタクシーのポイントを残しておいてくれたからだと知る。
 親子三代の生命、慈愛が物語りの主軸になっている。
 職業の説明が実によくできていた。
 構成の発想力には、頭が下がる。

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 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

書評
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