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よい兆候

 数日前、全国紙の新聞に、文芸社さんの広告で、ひと月に2作は、著者負担なしの出版をします、と大きく掲げてあった。

 自費系の出版社の場合、全国の書店に並ぶとうたっていても、実は取り次ぎが少部数しか扱ってくれなくてホンの一部の書店にしか本が並ばなかったりする。

 ○○社さんの場合、直営店があるように書いておきながら、実は200店舗もの直営店はなかったということだから、先日の裁判のようなことになる。

 僕の出版したのは、自費系の会社ではないけれども、自身のネームバリューのなさで、大規模には書店流通しなかった。それは、自分でも、まだまだな身分な訳で仕方ないことだと思っている。

 文学賞に応募した場合、下読みの人が真剣に読んでくれているという保証はなく、だから、今回の文芸社の負担なし出版を定期的に数点やる、というのは画期的なことだと思う。

 また、他社の場合でも、持ち込みとほぼ意味として同じ賞も、書き手には有り難い。

 何より、文芸社さんはには、僕も今までに数作を送っているが、毎回、細部にまで目を通して、読んでもらえてるのが分かる評を送ってこられる。

 文芸社さん、武士に二言はないですね。

 刊行の度に、今回は、負担なしで、これとこれを出しました、という風に、新聞広告上でも挙げて欲しい。

 自費出版から数人のプロを生み出しているのだから、今後も頑張っていただきたいと思います。剰りにも、採算がとれない場合には、途中で理由を説明して休止するとか(負担なし出版に関して)して、できるだけ、多くの夢を持った人々の架け橋になってもらいたいと思います。

 とはいえ、僕の方も、『ホテル・琵琶湖イースト』を超える力作を書かないと…。作品が弱いと要求もできませんね。(^。^)

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

ラフに語る、つれづれ記
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