映画『るろうに剣心』の1作目を観ました。
感想は、追記をお待ちください。
追記・感想
幕末、倒幕のために雇われて人斬りをやった剣心。
舞台は、そこから十年後。明治初期。
人を斬ると恨みが生まれ、それが連鎖していく。だから、もう人を斬らないと誓って逆刃刀をたずさえる剣心。
刃が逆についている刀。多分、相手を殺すときは、持ち直すのだろうな、と思いました。
ところが、ほとんど持ち直して斬る場面は出てこない。あくまでも、刃のないほうで、相手をたたきのめして失神させるのが主眼のようです。
相手を殺すときは、持ち直して先から刺す。
さて、巷では、偽の抜刀齋が、暗殺を繰り返していたようです。
最終的には、こいつと剣心が戦うことになるのですが……。
こいつが、一番強敵だった。悪役として魅力的に描かれています。役者は、吉川晃司です。エエ味だしてます。
妖術というか、催眠術というか、を使えるところがミソです。
かんりゅう、という実業家が黒幕なわけですが、やっぱり明治初期は混沌としていたな、と思わされます。
アヘンを変化させて強力にし、そのアヘンの力を使って全国の人々を従わせて金を巻き上げようとたくらんでいます。
新しい制度・憲法・価値観のなかで、どうやって生きていったらいいのか、とくに武士は。
富に固執する、かんりゅう。自分の富が判断基準ではない剣心。
感想として一つ思ったのは、やはり人を守るときには、暴力や人殺しもすることになってしまう。そういう正義の矛盾を感じました。
殺陣(タテ)やアクションが素晴らしかった。
剣心は、流浪して剣術道場に居候するわけですが、門下生のまったく居ない道場、どうやって生計を立てていたのかが気になります。
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