先輩のバンドに加入していたんですけど、偉そうに言われたのもあって辞めて、
一つ下の男の子とバンドを組んだんですよね。
僕がドラムで、彼がボーカル&ギターという編成です。
ニューミュージックというジャンルでしょう。
ハードなロック風のや、爽やかなものを作ってましたね。彼は。
200曲ぐらい、駆け出しのその頃でも作ってたと思います。
カセットテープに、4チャンネルで録音できる機材も買ってました。当時としては、進んでいたんです。
コードは書けるが、メロディー譜を書くのは苦手で、いつも録音に頼ってました。
小節感覚が変で、メロディーの循環が八小節まわりなのに、突如7小節で終わったり、そういうところはあったんですが……。
あるとき、さわやかな新譜が完成した、と、意気込んで僕に報告にきたんです。
ボサノバで始まって、後半はマーチになって、前向きに生きていこう、というテーマを感じさせる曲でした。
ボサノバで、♪カッカ・ツッカツ・カッカ・ツッカツ~
何とも、爽やかなカップルの部屋を思わせるような編曲で、
♪ 朝日がまぶしい~ テラスの午後3時
と、歌うわけですよ。
「お前、おかしいやろ?」
と、さすがに突っ込みましたね。
午後三時に、朝日が眩しいのか、と。
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でも、あの当時、オリジナルを作曲してた子は、少なかった。
彼も、結局、プロにはなれなかったんですが、今ごろ、どうしているでしょうか。
コメント
>makimakiさん
ナイスを有り難うございます。(^。^)