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三島由紀夫さんの、『美徳のよろめき』を読みました。
例によって感想は、追記をお待ちください。
追記・感想
主人公は既婚で、子供も居て、その子供は教育係が育てている。
主人も良い人で、結婚生活に不満はない。
しかし、付き合いのある独身男性に惹かれていく。
と言うより、深い関係になりたいと望む。どこか浮気をファッションのように思っている。
相手をじらしたりする。わざと待ち合わせに遅れたり、肉体関係を拒んだり。
相手の男性からすると、主人公女性の気持ちがよくわからない。主人公女性も、いつもクールな男性の気持ちがわからない。
性的に結ばれて、子供が出来てしまう。それも一回ではない。
男性には言わずに、自分で堕胎手術を受ける。
二度目の堕胎のときには、身体が弱っていることもあったので、麻酔なしで手術を受ける。
この時代、コンドームなどは無かったのだろう。
不倫をすると、女の方が苦しむことになる。
何よりも、主人公女性と独身男性の駆け引きが詳細に心理描写されていて、流石に読ませるな、と思った。
浮気をしてみる、というのは、この時代の隠れたトレンドだったのだろう。
ご主人に不満はないながらも、年下の独身男性に抱かれようとする。
それは、ご主人が普段から心を愉しませるような深い会話が少なかったことと、性的技術としても不充分だったからかもしれない。
主人公がご主人の会社の人たちに不倫しているところを見つからないように腐心する。 すぐに妊娠してしまうということも含めて、この時代に不倫することはかなりしんどいことだったのだろう。

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