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しんどいことをやったからこそ、レベルが上がった

 今回の案件で、初めて「柱」の設定をやったのです。

 「柱」というのは、本の上部に、その本のタイトルや今読んでいる章の名前が表示される機能です。
 勉強するのが難しいから、「柱」を採用するのは後まわしにしていたのですが、今回初めて「柱」を導入しました。
 そして、ペーパーバック組版での、「裁ち落としアリ」の設定にも適用する原稿を作ったのです。
 裁ち落としアリとは、その設定をすることで、紙の本のページの端まで印刷できることを実現するやり方なのです。

 これらのことを完遂したので、明らかに今までの納品物よりクオリティーは上がっています。

 大変でしたが、勉強にもなりました。

 これらの技術を習得したことで、稲見商会が提供する本のクオリティは一歩上のレベルに達しました。より読みやすく、より美しい本作りを目指す著者の皆様、ぜひ一度、進化した稲見商会の組版をご依頼ください。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

KDP出版
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