土屋賢二さんの、『人間は笑う葦である』を読みました。
この本を読まなくてはならない、という事は決してありませんが……、全編、随所で、ともかく笑えます。
そういう意味では、ナーヴァスになっている人、本を読んで笑いたい人には打って付けだと思います。
理路整然とした文章で、内容は矛盾している事実を一致しているように言葉で言い切るなどの方法で笑わせます。
はしがき、を読んで、町田康さんの文章に似ていると感じました。
普段は、哲学の教授をしておられるので、多分、頭の中は相当高邁な考え事で埋まっているんだろうなぁ、と思いましたけど、このエッセイ集では、フランクな話題を理論的に追究して、途中で妙な解に辿りつく、という展開。
笑って気分爽快に成りたい方には、お薦めです!
本を読んで、ここまで笑ったのは久しぶりです。腹筋が痛くなりました。
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