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最近、思うこと…。

 最近、郵便局と家電量販店に行く用事があって、行った訳ですが……。

 共に、書類に名前とか住所とかを書かないといけなかったので書いたのですが、

サービスカウンターが低すぎます。

 僕が署名しようと思うと、滑稽なくらい前屈みになるか、膝を折るかしかありません。

 膝を折って、その姿勢を維持しながら書いたのですが、脚に力が入りすぎている為、手がスムーズに動きません。

 バリアフリーを意識して、車椅子の方でも書きやすいように工夫されているのでしょうが、何か行き過ぎのような気がします。

 話題は変わりますが、これから書く内容は、あくまでも僕の個人的見解だということを前置きして書きます。

 最近、「夢を諦めないことが大事だ」という意見が、TV番組などでよく聞かれるが、

今の若い人は、夢だけを追っているのではないだろうか。それも、実現が困難な夢だけを。

 僕は、若い時はまず、食い扶持を確保してきた。その上で夢を追った。しかも、若い時には作家に成ろうなんて微塵も思わなかった。プロドラマーに成りたかっただけである。

 そんな、十代や二十代の内から何で作家を目指すのか、僕には分からない。

 体験もフィロソフィーも語彙も乏しい内から真ともな物が書ける筈はないと、僕は、個人的見解だが思う。

 僕の若い時は、例えば、セールスをやっている時は、一生セールスマンでもいいな等と思った。

 若い時は成れる職業の選択肢が非常に多い。

 中卒で見習いに入れば、将来は料理長にだって成れる。落語家に弟子入りして落語家を目指す事もできる。

 高校卒業してすぐ防衛大学校にでも入れば、戦闘機のパイロットにも成れる。

 大学に行って医者か教授か弁護士を目指す事もできる。

 二十代までで転職しても、場所によるが、出世はそれ程遅れない。

 三十五をすぎて、何の資格もない、スキルもないようだと、平で我慢するか、アルバイトでもするしかない。

 作家を目指すなら、この辺の年齢でよいのではないかと思う。

 しかも、僕の場合、現在四十五歳にもなって、仕事としてスキルと言える程の技術も何もなく、資格もなく(ドラムの腕だけは自信があるが)、さらに、身体障害者なのだから、人生の挽回をするのに、最早、作家を目指す以外にないのである。

 歳がいけばいく程、遠距離ミサイルを撃つしかない。

 若い内から作家にしか成りたくないなんて、ずるい考えではないか、と思う。病気で働けない人ならまだしも。

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