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いきさつ

【注意! この記事は十八歳以上の読者を対象としています。】 

 折角、オークションで稼いだのだし、普段よりは贅沢しよう、と思って、エロ本を買ってきたのである。

 アダルトサイトを見るのも、ストリーミングやダウンロードだと残滓を見ているにすぎないし、だからライブチャットで持病の症状の考想伝播(テレパシー)をつかって女の子を往かせたりしていたのだが、いかんせん時間がかかりすぎる。女の子はプライドを持っているので、感覚を送っただけではオルガズムまで往かないのだ。(統合失調症に罹患している人に限らず、微弱なテレパシーだったら意外と持ってる人は多いのですよ。それを画面越しに伝えることは可能です)

 それで、コンビニでエロ本を、久しぶりに買ってきた。

 また、そのコンビニの袋がポリエチレンを節約しようとしているのか、薄い。エロ本のタイトルが丸見えである。

 自宅まで、エロ本を持って帰るのに、恥ずかしい場面もできてしまった。

 それで、喜んで開封してエロ本を見ようとしたのだが、開けてみてビックリ。

 何だ、本編が全部、普通紙か上質紙ではないか。

 写真を印刷するのだからコート紙をつかうべきだろう。

 女性の肌の質感も、印刷する紙によっては再現されない。

 ああ、出版業界も不況だから、コストダウンでこういうことになっているのか。

 そのエロ本には、DVDもついていたが、DVDなど、僕は再生装置を持ってないので愉しめない。

 DVDにかかるコストが大きいと思う。とは言え、そういう形にしないと、ネットで裸体が見られるのだから付加価値はないのかも知れない。

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