残りの一本は、喫えない。

 年がいくほど、だんだん、贅沢になって、何でも新品を開けて味わいたい。

 煙草でも、残りが一本になった箱は、よける。

 最後の一本を喫わない。

「もう、これで終わりだ」と分かっているのに、そういう最後の一本を愉しむ気分になれない。

「まだまだある」と思いながら、酒でも煙草でも飲みたいものだ。

 ウイスキーでも、充分に中身のはいったボトルから注ぐ。

 三分の一になったボトルからは、注がない。

 経済的にも、所持金が少なくなってきて、もう支払いをすると後がない、という状況では、買い物をしない。

 たとえば、所持金が二千円ぐらいになってきているときに、パチンコには行かない。

 パチンコに行っていたのは、給与が16万はあったときだけだ。

 年金が支給されたらパチンコに行く人も居るが、僕はいかない。

 パチンコでは、もし、その日に6万や10万儲けても、翌日にも勝利があるだろうと思って通ってしまうことがある。

 そうすると、結局はマイナスになるのである。

 パチンコに嵌らないことによって、最悪の事態だけは免れている。

 パチンコよりは、宝くじ。宝くじよりは、小説投稿である。


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  1. (朝日を忘れた小説家)山雨乃兎[やまめ のうさぎ]のブログーーー総合目録

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