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夢の諦め方を他人に訊くまえに、まず書け!

 Xで或る利用者のところに相談が寄せられたそうです。

 38歳にもなってしまった。小説家になりたい、という夢があったが、もう実現不可能なので、夢の諦め方を教えてほしい、というものです

 ぬるい!

 小説家は、スポーツ選手とちがって年齢による体力の限界はありません。

 38歳なんて、まだ充分にデビューを狙えます。

 現代は色んなデビュー方法があります。
 新人賞投稿、小説投稿プラットフォームに投稿、自費出版。
 それだけではありません。
 アマゾンで無料で本を出すことも出来ます。

 アマゾンでの出版、KDP出版ですが、オンデマンドのみの販売となりますから、爆発的にヒットは難しいですが、アンリミテッドで無料で読まれれば、1万部ほど読まれれば、大手出版社から声がかかるのも決して夢ではありません。

 まず、現状貴方は、小説を書いているのですか。
「やる気を出せば、すぐ書ける」と思い込んで、1行も書いていないのではないですか。

 デビューするといっても、肝心の原稿が無ければデビューは叶いません。

 最初の壁は、作品を最後まで書きあげることです。
 自分の人生の軌跡をそのまま書くか、架空のプロットを練って、それを元に書いてください。

「人生100年」と言われる時代です。
 歳をとってもデビューは可能です。

 夢、そんなものは持ってはいけません。
 夢ではなく、目標を持ちましょう。

 目標に到達するには、戦略を立て努力と工夫をする必要があります。

 まずは、「何故書けないのか」「何故数ページで止まってしまうのか」「新人賞の一次選考で撥ねられる、冒頭にやたら説明を多くしていないか」。
 これらのことを自身で自分の作品を充分に見極めて、ともかく書いてください。

 書かないと、目標との距離は1㎜も縮まりませんよ。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

小説の書き方講座
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