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実録・ぎっくり腰ーーー入院決定

 救急車まで山道をタンカーで運ばれる。
近所の人が窓から顔を出して、「まあ、良ちゃん、どないしたん?」というような一幕はない。気を遣ってくれているのだろう。

「今からSS病院に、受け入れ可能か問い合わせてみます。可能だった場合、SS病院でいいですよね。どうしても他の病院というこよであれば、他を当たります」
「はい。それでお願いします」

ーー西脇市、男性、イナミリョウイチさん、63歳。17日午後7時頃、自宅でパソコンのLANケーブルが散乱している場所で尻餅をついた。その後、体勢を変えようとすると腰に激痛。同じ場所で約24時間経過後119に連絡。

「ミナミリョウイチさん?」
「いえ、イナミです」

 病院に着く。
 救急外来担当の医師はA医師。
 腰がすごく痛いのにレントゲンを撮ってもらう。
「エライ若いがな。もっとおじいちゃんやと思とったのに」
 A医師は、僕と同い年。
「そういうことならぎっくり腰です。大体、骨がずれて骨と骨がこすれてささくれ立ってるから、その部分に余分な臓器が当たらないようにして安静にしてれば治ります」

 緊急で入院することになった。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

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