皆さんに、まだ明かしていないことがありました。
どうして、こんな変なペンネームなんだろう? と、皆さん最初に思われると思います。
理由を説明しますね。
新人賞投稿を始めた、37歳の頃。西暦2000年頃ですね。
原稿は完成したんだけど、本名は伏せたかったのです。
たしか、角川エンターテインメントネクスト賞ですね。
そこに原稿を送るときに、急ごしらえでペンネームをつけたんです。
とりあえずの名前でもいいか。後で変更すればいいんだし。
と、軽い気持ちでの名付けでした。
当時は、未婚。後に妻となるS子とも、まだ出会っていませんでした。
独身の意味で、「ヤモメ」という言葉が思いついたんですが、後に分かることですが、ヤモメは、1度結婚してそれから配偶者が亡くなって独りになった人のことを指すのですが、当時は、独身のことを指すものだと思っていました。
男の場合は、「鰥(やもお)」と言います。
それで、この「ヤモメ」という音を、山雨という漢字に充てたのです。
それで、読み方としては、「ヤマメ」。
そして、うさぎ年生まれであることを意味する、「乃兎」(のうさぎ)という下の名前も作りました。
「野兎」にしようか、とも思いましたが、「乃兎」のほうが字面(じづら)がいいので、乃兎にしました。
ヤモメのうさぎ年、ということで、「やまめの・うさぎ」と区切って読むのもいいかもですが、最終的に、「やまめ・のうさぎ」と区切るようにしました。
そして、その数年後、S子と結婚し、結婚生活短期間経験後、妻S子が亡くなって、「鰥(ヤモオ)(ヤモメ)」ということが(つまり単なる独身ではなく配偶者を亡くした独身)ということが現実となってしまいます。
つまり、山雨乃兎という名前は、意味としては、「ヤモメ」の「うさぎ年生まれ」という意味なのです。


コメント
ペンネームの由来、聞いたことがあったような、なかったような。記憶が曖昧ですが、初めて聞いたように思います。ヤモメの正しい意味は、この記事を読んで初めて知りました。私も「乃兎」の方が字面がいいと思います。もう、このペンネームにすっかり馴染んでしまいました。
読みにくいし、字面もよくないのですが、どんな変な名前でも、というか読みにくい名前ほど一旦覚えられると定着する、と聞いたことがあります。
やっと多くの皆さんに、「やまめ」と呼んでもらえるようになりました。