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僕は、将棋が好きでして……。

 夜中まで起きて、ライブ配信に興じたりしているのですが、
それは、一番やりたいことが出来ないから二番目のことをしているのです。
 一番やりたいことは、友人を家に招き、
酒を大量に買い込んできて、それを酌み交わしながら将棋を指すことです。
 それが、僕の至上の喜びのスタイル。
 将棋と言ったって、どの駒が、どう動くかを知っている程度ですが、
攻めながら同時に護るなんてことも出来ませんが、
ちょうどいい、へっぽこ級同士の対戦で、
長考したり、相手をからかったりして、同時に、おたがいにグイグイ酒を呷る、という時間が、
とてつもなく楽しいのです。
 鉄則ですが、一日の勝負は、二局まで。
 頭を使うので、それ以上指していてはリラックスできなくなります。
 そして、勝負が終わったあとは、二人で語り合う。
 そんな長い夜を、もう一度味わってみたいものです。
 それには、自分と同レベルの対戦相手が必要です。強すぎる相手と指しても、ぜんぜん楽しくありません。
 そんな友達に、巡りあいたいものです。

 私はこのブログで万年筆の魅力を綴ってきましたが、実は長年、その万年筆を相棒に物語を紡いできた小説家でもあります。

 インクが紙に染み込むように、人の心の奥底にある「光と影」をすくい上げたい——。そんな想いで書き上げたのが、私の代表作『閉鎖病棟』です。

 閉ざされた場所で交錯する、剥き出しの人間模様。 作家として「本当に面白い、価値のあるものを届けたい」という一心で、一文字ずつ丁寧に命を吹き込みました。

 万年筆を愛するあなたなら、きっとこの物語の「手触り」を感じていただけるはずです。

 画面を閉じる前に、ぜひ一度、私の本の世界を覗いてみてください。

ラフに語る、つれづれ記
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