そのお店の従業員か、反対にお客さんか、によって、とる行動として一番違うのは、そのお店の天井を見るかどうか、です。
私は、喫茶店や大衆食堂やガソリンスタンドで、これまで働いてきましたから分かるのですが、自身がお客さんの立場でお店に行っても、天井は見ません。
これは、買いたい商品のことが頭にあることがひとつの理由でしょう。
それと、従業員というのは、8時間なりそれ以上の時間をお店で過ごしているので、お客さんの相手をしなくてもいい時間というのも出来てくるわけです。
そういうときに、従業員は我が店の天井を見てしまいます。
高い天井を、ぼうっと見る時間が、少しは出来てしまうのです。
お客さんの立場で、行って、そこを意識してお店の天井を見ると、そのお店がメンテナンスに力を入れているか、とか、見えないところを清潔にしようとしているかが、はっきりわかります。
蜘蛛の巣や電気の傘の埃をそのままにしているかどうか、も注目すべき点です。
お店の天井というのは、お店の鏡なのかもしれません。