ドラマーがドラムを練習する場面というのは、人によっては設定しにくいのです。
だって、生楽器を家で叩くのは、ご近所に迷惑ですし……。
電話帳を叩いたり、座布団や自分の膝を叩くことも練習にはなるのですが、太鼓の音の確実なレスポンスがないので、やる気がつづいていきません。
それに、そんなことをしても、キック(足)の練習にはならないのですね。
私は、長く生楽器を叩いていませんが、足の練習だけはしています。
それが、簡単にできるのですよ。
車を運転中にするのです。
オートマ車というのは、左足は、まったくの自由なんです。
左足を好きに動かしても、運転にはまったく影響しません。
それで、CDやラジオ放送などを聴きながら、左足でリズムを刻んでいます。
かなり難しい、付点のはいった16ビートの踏み方も練習できます。
実は、肝心なのは、ドラムの場合、右足なのですが、さすがに、右足を好きに運転中に動かすことはできません。
しかし、左足というのは、一番運動神経がすぐに反応しない身体の部位なわけですね。
それに、左足で習得できたことは、右足にも脳の感覚として伝わっています。
さらに、最近よく聞く、オートマ車のペダルの踏み間違いの予防に関しても、役に立っているのです。
左足も意識して動かしていることによって、今使っているのが右足か左足かという意識がはっきりします。(私の仮説にすぎませんが)
そんなわけで、かなり、左足が自由に、ハイハットでの裏打ちをする以上に動くようになってきました。
音楽を聴きながら、車のなかで身体でリズムをとれるのは愉しいですよ。
では、また。(^。^)